設立への想い | 大分市の児童発達支援・放課後等デイサービス ウォルト

設立への想い

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―「すべては子どもの未来のために」

「児童発達支援・放課後等デイサービスをやってみないか」 ―― 最初にそう声をかけられたとき、正直に言えば、私は発達障害というものをほとんど知りませんでした。「クラスに1人か2人いる、少し個性的な子」くらいの認識しかなかったのです。

そこで、福祉に携わる方々や、すでに施設を運営している代表者の方々を訪ね、お話を伺うことにしました。けれど、当時お会いした何人かの方々に、私は強い違和感を覚えてしまいました。「国が施設を増やそうとしているのだから、とにかく数を広げればいい」「通い始めた子に、いかに長く通い続けてもらうか」「スタッフをいかに辞めさせないか」 ―― 話の中心にあるのは、いつも、そうした“運営の都合”でした。その子がこの先どう育ち、どんな可能性を秘めているのか。そこへ向けるまなざしが、なかなか見当たらなかったのです。お話を重ねるほどに、「この方々は本当に“福祉”を志して、この仕事をされているのだろうか」という疑問がふくらみ、やがて憤りに近いものへと変わっていきました。

もちろん、実際にこの世界に入ってみると、心から尊敬できる方々にも、私はたくさん出会いました。あのとき感じた違和感は、たまたまその時に出会った方々から受けた、一面的な印象だったのかもしれません。それでも ―― あのとき芽生えた「それなら、自分にできることを、一つの社会的な使命としてやってみよう」という気持ちが、ウォルトを始めた、いちばん最初の原動力になりました。

<“障害”ではなく、ひとつの「個性」として>

私たちの根っこには、一つの考え方があります。私は、「発達障害」という言葉の、とりわけ“障害”という部分に、強い違和感を持っています。私の身近にも、友人や会社のスタッフの中に、その特性があるのだろうと感じる人がいます。けれど彼らは、ある場面では人並外れた力を発揮します。だから私は、それは“障害”というより、一つの「個性」であり、まだ表に出ていない大きな可能性なのだと考えています。

「ウォルト」という名前も、その想いから付けました。ウォルト・ディズニーや、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ ―― 世界を変えた彼らもまた、発達の特性があったのではないかと語られることがあります。人とは違う感じ方や見え方を、とびきりの才能へと変えていった人が、歴史には確かにいるのです。子どもたち一人ひとりの中にある、その可能性を信じたい。「ウォルト」には、そんな願いを込めています。

<論文を読み込んで見えた「運動」の力>

その信念のもと、約3か月、私たちは2人体制で、翻訳ツールも使いながら、世界中の研究論文を片っ端から読み込みました。そこで何より強く確信したのが、「運動」の力です。調べるほどに、運動が子どもの発達によい影響を与える ―― そう示す研究が、驚くほどたくさんありました。体を動かすことは、ただ体力をつけるだけではありません。体と脳は、深くつながっています。運動することで脳が育ち、注意・記憶・気持ちの安定といった、学ぶ力・生きる力の土台がつくられていく。この「運動が脳を育てる」という事実こそ、ウォルトの療育のいちばんの柱です。

<もう一つの柱、「食事(栄養)」>

そして、もう一つ見落とせないと感じたのが「食事(栄養)」でした。たくさんの論文がたどり着く結論は、意外なほどシンプルでした。―― いまの子どもたちは、「タンパク質」と「鉄」が、圧倒的に足りていない。もちろん他にも足りない栄養はありますが、つまるところ、この2つです。精神科医・藤川徳美先生の著書からも、私たちはそのことを強く学びました。

指針にしたのは、たった一つの問いです。 ―― 「もし自分の子どもが同じ状況だったら、親として、どんな選択肢を与えてあげたいだろうか」。その願いを、そのままプログラムの設計図にしました。

<地域の親御さんに支えられて>

正直に言えば、開設当初、この考え方はオープニングのスタッフにも、なかなか受け入れてもらえませんでした。「宿題を見てあげたほうが」「おやつの時間があったほうが」 ―― ごく自然な“ふつうの放課後”のイメージとの間で、何度も話し合いを重ねました。それでも、お子さんを通わせてくださった地域の親御さんたちから、少しずつ「ウォルトに通わせたい」という声が増えていきました。いまこうして運営を続けられているのは、その親御さんたちのおかげです。

私たちはこれからも、子ども一人ひとりの可能性を信じ、その子の成長だけを真ん中に置きつづけます。

「すべては子どもの未来のために」

私たちがこの3か月で確信した「運動」と「栄養」について、実際の研究を示しながらくわしくまとめています。

→ ウォルトの特徴・療育の科学的根拠(ページ②)へ

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